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ちくま文庫

グレン・グールド

——未来のピアニスト

ピ ア ニ ズ ム の 極 北 へ 20世紀をかけぬけた 衝撃のピアニストの謎と魅惑

20世紀をかけぬけた衝撃の演奏家の遺した謎をピアニストの視点で追い究め、ライヴ演奏にも着目、つねに斬新な魅惑と可能性に迫る。

定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43196-7

Cコード

0173

整理番号

-49-1

2014/09/10

判型

文庫判

ページ数

464

解説

内容紹介

演奏史上ますます多彩な輝きを放ちつづける衝撃のピアニスト、グレン・グールド―彼がのこしたさまざまな謎にピアニストならではの視点から迫り、ライヴ演奏の未知の美しさも手がかりに、つねに新鮮なその魅惑と可能性を浮き彫りにする“原体験”的グールド論。

目次

コンサート・ドロップアウト―同業者の目からグールドを見ると
彼はどのような点で天才なのか―楽譜をみたらすぐに弾ける、練習をしなくても弾ける
彼はどのようにしてデビューしたのか―競わずにナンバーワンになる法
踊る祈祷師のレコード・デビュー
彼はどんなふうにしてピアノを弾いたか
彼はどのように教育されたか―ディヌ・リパッティとの対比において
僕は神童ではなかった―少年時代の録音から
一九五五年という年(演奏スタイルの変遷と時代の耳
ロマンティックからクール・スクールへの変貌)
アポロン派とディオニュソス派―さらにワンクッション、ロマン斬り
彼はどのようにして演奏活動を耐え忍んだか―ステージ活動をするということ
彼はどのようにして演奏活動から撤退したか
そして、ここからグールドが本当のグールドになる
オズの魔法使いとエメラルドの都―実演とスタジオ録音の違い
二倍速の共犯者
「ボクは作曲家になりたかった」
運命の動機―変わるものと変わらないもの
グールド?フ歌声
受肉の音楽神―結局、彼は何者だったのだろうか?
未来のピアニスト―グールド・ファンも、そうではない人も

著作者プロフィール

青柳いづみこ

( あおやぎ・いづみこ )

ピアニスト、文筆家。安川加壽子、ピエール・バルビゼの両氏に師事。フランス国立マルセイユ音楽院首席卒業。東京芸術大学大学院博士課程修了。1989年、論文「ドビュッシーと世紀末の美学」によりフランス音楽分野初の学術博士号を受ける。90年、文化庁芸術祭賞。著書に『翼のはえた指──評伝安川加壽子』(吉田秀和賞)『六本指のゴルトベルク』(講談社エッセイ賞)など多数。大阪音楽大学教授。

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