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ちくま文庫

ヒトラーのウィーン

二十世紀最大のルサンチマンを 生んだ爛熟の都市

最も美しいものと最も醜いものが同居する都市ウィーンで、二十世紀最大の「怪物」はどのような青春を送り、そして挫折したのか。

定価

924

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43243-8

Cコード

0122

整理番号

-27-6

2015/01/07

判型

文庫判

ページ数

272

解説

内容紹介

二十世紀最大の「怪物」アドルフ・ヒトラー。画家になろうと十七歳で訪れた都市・ウィーンにおいて彼の夢は潰える。決定的な挫折を味わい、ユダヤ人への憎悪をかきたてたであろう、その青春時代。「最も美しいものと最も醜いものが自然に同居する不可解な街」ウィーンで若きヒトラーの足跡をたどりながら、怪物とその誕生の不可解さを捕らえる試み。

目次

ウィーン西駅
シュトゥンペル通り三十一番地
造形美術アカデミー
シェーンブルン宮殿
国立歌劇場
ウィーン大学
国会議事堂
浮浪者収容所
独身者施設
リンツ
ブラウナウ
英雄広場

著作者プロフィール

中島義道

( なかじま・よしみち )

中島 義道(なかじま・よしみち):1946年福岡県生まれ。東京大学法学部卒。同大学院人文科学研究科修士課程修了。ウィーン大学基礎総合学部修了(哲学博士)。電気通信大学教授を経て、現在は哲学塾主宰。著書に『不在の哲学』(ちくま学芸文庫)、『反〈絆〉論』(ちくま新書)、『私の嫌いな10の言葉』『私の嫌いな10の人びと』(以上、新潮文庫)、『生き生きした過去――大森荘蔵の時間論、その批判的解読』(河出書房新社)などがある。

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