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ちくま文庫

O・ヘンリー ニューヨーク小説集

当時の絵画、写真とともに 100年前のニューヨークを旅する! 文庫オリジナル

時代を超えて読み継がれる「ちょっといい話」の裏に20世紀初頭のアメリカ・ニューヨークの文化を色濃く反映させた21のストーリー。解説 青山南

定価

1,045

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43268-1

Cコード

0197

整理番号

-70-1

2015/05/08

判型

文庫判

ページ数

320

解説

内容紹介

O・ヘンリーの短編小説は、心温まるいい話として、人生の教訓として、気軽に親しまれてきたが、しかし、この作家は、じつは、時代のずばぬけた観察者でもあった。本書を読めば、烈しく変貌する20世紀初頭のニューヨークが浮上してくる。O・ヘンリーの新しい読み方ができるように編集された画期的な小説集。カラー口絵と全作品についた小解説とともに、100年前のニューヨークへタイムスリップ!

目次

魔女のさしいれ
伝えてくれ
二十年後に
振り子
春のアラカルト
天窓の部屋
芝居より劇的
吾輩は駄犬である
千ドル
多忙な株式仲買人のロマンス
伯爵と結婚式の客
詩人と農夫
あさましい恋人
ティルディの短いデビュー
ひとときの理想郷
すべての備えつけの部屋
ハーレムの悲劇
車を待たせて
マディソン・スクエア千夜一夜物語
マーティン・バーニィの変心
整えられたともし火

著作者プロフィール

オー・ヘンリー

( へんりー,おー )

1862年、ノースキャロライナ州に生まれる。20歳のときにテキサス州のオースティンに移り、銀行に勤めるが、まもなく横領の容疑がかかり退職。後に起訴されると、中米のホンジュラスに逃亡。妻が病気に倒れたと聞いて戻り、服役する。模範囚として過ごし、小説を書きはじめる。ニューヨークにやってきたのは1902年。翌年から短編作家として人気を博す。1910年没。

青山南

( あおやま・みなみ )

青山南(あおやま・みなみ):1949年、福島県生まれ。翻訳家、エッセイスト。早稲田大学卒業。著書に『小説はゴシップが楽しい』(晶文社)、『60歳からの外国語修行』(岩波新書)、『ピーターとペーターの狭間で』(ちくま文庫)、『南の話』(毎日新聞出版)、『短編小説のアメリカ52講』(平凡社ライブラリー)ほか。訳書にカルヴィン・トムキンズ『優雅な生活が最高の復讐である』(田畑書店)、ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』(河出文庫)、阿部真理子のイラスト満載のアメリカ現代短編傑作選『世界は何回も消滅する』(筑摩書房)ほかがある。

この本への感想

ニューヨークが大好きで、先日10回目の訪問をして来ました。
その際持参したのがこちらの本です。

ニューヨークが舞台の作品ばかりでしたので、マディソンスクエアパークやブライアントパーク、そしてユニオンスクエアパークなど拝読いたしました。
分かりやすい翻訳+解説まであってとても楽しく読めました。
ぜひさらに続編も出版して頂きたいと思っています。
戸山翻訳農場の皆様のご尽力に敬意を表します。

hii

さん
update: 2015/09/23

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