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ちくま文庫

放哉と山頭火

——死を生きる

放浪する詩魂、死影の漂泊 文庫書き下ろし

エリートの道を転げ落ち、引きずる死の影を詩いあげる放哉。各地を歩いて生きて在ることの孤独と寂寥を詩う山頭火。アジア研究の碩学による省察の旅。

定価

880

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43277-3

Cコード

0192

整理番号

-11-1

2015/06/10

判型

文庫判

ページ数

304

解説

内容紹介

学歴エリートの道を転げ落ち、業病を抱えて朝鮮、満州、京都、神戸、若狭、小豆島を転々、引きずる死の影を清澄に詩いあげる放哉。自裁せる母への哀切の思いを抱き、ひたひた、ただひたひたと各地を歩いて、生きて在ることの孤独と寂寥を詩う山頭火。二人が残した厖大な自由律句の中に、人生の真実を読み解く、アジア研究の碩学による省察の旅。文庫書き下ろし(詳細年譜付き)。

目次

尾崎放哉(コスモスの花に血の気なく
青草限りなくのびたり
脱落
つくづく淋しい ほか)
種田山頭火(洞のごと沈めり
泥濘ありく
関東大震災
観音堂 ほか)

著作者プロフィール

渡辺利夫

( わたなべ・としお )

1939年甲府市生まれ。慶應義塾大学卒業。経済学博士。筑波大学教授、東京工業大学教授を経て、現在、拓殖大学総長。外務省国際協力有識者会議議長(前)。第17期学術会議会員。アジア政経学会理事長(元)、山梨総研理事長。2011年、正論大賞。著書として『成長のアジア 停滞のアジア』(吉野作造賞)、『開発経済学──経済学と現代アジア』(大平正芳記念賞)、『西太平洋の時代』(アジア・太平洋賞大賞)、『神経症の時代──わが内なる森田正馬』(開高健賞正賞)、『新 脱亜論』(文春新書)などがある。

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