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ちくま文庫

定本 後藤田正晴

——異色官僚政治家の軌跡

定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43459-3

Cコード

0123

整理番号

-16-5

2017/08/07

判型

文庫判

ページ数

512

解説

内容紹介

人呼んでカミソリ後藤田。警察官僚、治安の総帥として辣腕をふるい、政治家に転身して以降は、官房長官として、政治改革の中心人物として活躍。異色の政治家後藤田正晴は、如何にして生まれ、どのような信念を持ち、どんな決断を下したのか。幼少期の父母との死別、戦時中「九死に一生」を得た合理的な思考、「尊敬する人物はいない」と断言する姿勢―多面的に読み解く決定版評伝。

目次

序章 峠の記憶
第1章 現実をみる少年の目
第2章 国家への素朴な問い
第3章 自立した旧内務官僚の道
第4章 治安の総帥としての素顔
第5章 「指導者の黒子」という衣
第6章 官房長官の闘い
第7章 政治改革とその時代
終章 幻の「後藤田内閣」
補章

著作者プロフィール

保阪正康

( ほさか・まさやす )

1939年、北海道生まれ。同志社大学文学部卒業。日本近代史、とくに昭和史の実証的研究を志し、歴史の中に埋もれた事件・人物のルポルタージュを心がける。個人誌「昭和史講座」を中心とする一連の昭和史研究で菊池寛賞を受賞。著書に『戦場体験者 沈黙の記録』(筑摩書房)、『東條英機と天皇の時代』(ちくま文庫)、『若い人に語る戦争と日本人』(ちくまプリマー新書)、『農村青年社事件』『帝国軍人の弁明』(以上、筑摩選書)、『昭和史七つの謎(★正字)』(講談社文庫)、『ナショナリズムの昭和』(幻戯書房)など多数がある。

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