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定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43513-2

Cコード

0197

整理番号

-50-3

2018/06/07

判型

文庫判

ページ数

384

解説

内容紹介

深夜、電話の音でアリスンは目が覚めた。それは伯父フェリックスの急死を知らせる内線電話だった。死因は心臓発作とされたが、翌朝訪れた陸軍情報部の大佐は、伯父が軍のために戦地用暗号を開発していたと言う。その後、人里離れた山中のコテージで一人暮しを始めたアリスンの周囲で次々に怪しい出来事が…。暗号の謎とサスペンスが融合したマクロイ円熟期の傑作。

著作者プロフィール

ヘレン・マクロイ

( まくろい,へれん )

アメリカのミステリ作家。1904年ニューヨーク生まれ。ソルボンヌ大学に留学、パリとロンドンで美術批評家、新聞記者として活動し、1932年に帰国。精神科医ウィリング博士を探偵役とした『死の舞踏』(1938)でデビュー。『あなたは誰?』『家蠅とカナリア』『暗い鏡の中に』『幽霊の2/3』『殺す者と殺される者』など、本格推理からサスペンスまで多彩な作風で人気を博した。1994年没。

渕上痩平

( ふちがみ・そうへい )

英米文学翻訳家。海外ミステリ研究家。訳書にR・オースティン・フリーマン『オシリスの眼』、ヘレン・マクロイ『あなたは誰?』『二人のウィリング』『牧神の影』(以上ちくま文庫)、アガサ・クリスティ『十人の小さなインディアン』、ジョン・ロード『代診医の死』(以上論創社)などがある。

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