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ちくま文庫

葡萄酒色の夜明け

——(続)開高健ベスト・エッセイ

定価

1,045

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43585-9

Cコード

0195

整理番号

-53-5

2019/04/09

判型

文庫判

ページ数

416

解説

内容紹介

「裸の王様」で芥川賞を受賞した開高は、続けて「日本三文オペラ」などの小説を発表する一方で、『過去と未来の国々』『声の狩人』『日本人の遊び場』『ずばり東京』など示唆に富んだノンフィクションを次々に書き進めた。旺盛な行動力と尽きない好奇心によってもたらされた優れたエッセイを、人物、紀行、酒と食事、男と女の世界などに整理し、併せて貴重な書簡を収める。

目次

1 初めての“自己紹介”―若き日の手紙から
2 都市で呟き、荒野で叫ぶ―「足」で書いた断章
3 あぁ人生。思った通り?―飲んだ・食べた・笑った
4 「男」だけの世界―仕事&遊び&冒険
5 「女」がみえる場所―人間を造るもの
6 旅を書いた―“定点”をもつ重さ
7 わが人物誌―人の世の海を渡る「舟」

著作者プロフィール

開高健

( かいこう・たけし )

開高 健(かいこう・たけし):1930年、大阪生まれ。大阪市立大学を卒業後、壽屋宣伝部(現サントリー)にてコピーライターとして活躍。同時に創作を続け、57年『パニック』でデビュー。58年『裸の王様』で芥川賞、ベトナム戦争現地へ赴いた経験に基づく『輝ける闇』で68年に毎日出版文化賞、79年『玉、砕ける』で川端康成文学賞、81年に一連のルポルタージュ文学について菊池寛賞を受賞。ほか『日本三文オペラ』『ロビンソンの末裔』『オーパ!』『?ナ後の晩餐』など、代表作・受賞歴多数。89年逝去。

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