なぎら健壱
( なぎら・けんいち )1952年、東京銀座生まれ。70年、中津川フォークジャンボリーに飛び入り参加したことがきっかけでデビュー。以後、音楽のみならず、映画、テレビ、ラジオの出演、執筆などで幅広く活躍。『東京酒場漂流記』『東京の江戸を遊ぶ』『東京路地裏暮景色』(ちくま文庫)など著書多数。
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60年代の関西フォークシーンで人気を誇ったフォークグループ「五つの赤い風船」(1967-72)。そのリーダーである西岡たかしへのインタビューを立論の中心としつつ、なぎら健壱が関西のフォークシーンの歴史を回顧する。高田渡、フォークル、吉田拓郎などとの交遊録を傍証としながら、大阪・京都で燦然と輝きを放ったフォークソングの魅力を語る。未発表写真も掲載。
第1章 レコードとギター―一九五〇年代の大阪
第2章 フォーク・クルセダーズという起爆剤―一九六〇年代のアングラ・フォーク
第3章 関西フォーク・キャンプの熱狂
第4章 アングラ・フォークの時代
第5章 中津川フォーク・ジャンボリーの狂騒
第6章 フォークはなぜ下火になったのか
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