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ちくま文庫

はたらかないで、たらふく食べたい 増補版

——「生の負債」からの解放宣言

定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43720-4

Cコード

0195

整理番号

-30-2

2021/02/10

判型

文庫判

ページ数

288

解説

内容紹介

大杉栄、伊藤野枝、幸徳秋水、はたまた徳川吉宗、一遍上人、あまたの思想、歴史、芸術から今を生き抜くあたらしい論理を構築。アナキズム研究のかたわら合コンも恋愛もあきらめない、非労働系男子のたたかいの日々に、溜飲が下がる爆笑痛快現代社会論。文庫化にあたり「あまり働かない」をテーマにした書下ろし増補。

目次

キリギリスとアリ―はたらくこと馬車馬のごとく、あそぶこと山猿のごとし
切りとれ、この祈る耳を―耳切り一団
3・11になにをしていたか?―とうとう江戸の歴史が終わった
豚小屋に火を放て―伊藤野枝の矛盾恋愛論
甘藷の論理―うまい、うますぎる!
地獄へ堕ちろ―ヘイトスピーチか、それともスラムの念仏か
他人の迷惑かえりみず―心得としての高野長英
お寺の縁側でタバコをふかす―大逆事件を旅してみれば
豚の足でもなめやがれ―もののあはれとはなにか?
大杉栄との出会い―赤ん坊はけっして泣きやまない
ヘソのない人間たち―夢をみながら現実をあるく
反人間的考察―歴史教科書としての『イングロリアス・バスターズ』
豚の女はピイピイとわめく―老荘思想の女性観
だまってトイレをつまらせろ―船本洲治のサボタージュ論
シカ人間の精神―危機のときほど、遊んでしまえ
魂をたがやすな―超絶!悶絶!沖縄旅行
はたらく女性は、方向音痴―地図はなくても歩いてゆける
ほどこしをしたら、こん棒でうて―プレゼントの思想

著作者プロフィール

栗原康

( くりはら・やすし )

1979年埼玉県生まれ。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究。著書に『大杉栄伝 ―― 永遠のアナキズム』(夜光社)、『はたらかないで、たらふく食べたい ――「生の負債」からの解放宣言』(タバブックス)、『村に火をつけ、白痴になれ ―― 伊藤野枝伝』(岩波書店)、『現代暴力論 ――「あばれる力」を取り戻す』(角川新書)、『死してなお踊れ ――一遍上人伝』(河出書房新社)、『菊とギロチン ―― やるならいましかねえ、いつだっていましかねえ』(タバブックス)、『何ものにも縛られないための政治学 ―― 権力の脱構成』(KADOKAWA)など。

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