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ちくま文庫

北京の台所、東京の台所

——中国の母から学んだ知恵と暮らし

定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43767-9

Cコード

0195

整理番号

-44-1

2021/10/07

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

近年、料理の本質を伝える料理家・文筆家としてファンが増えている著者の最初にして唯一のエッセイ集。本書の読みどころは、料理に関する中国のさまざまな知恵や日本との文化の違いがわかることのほか、著者の半生を描いているところだ。文革で下放を体験し、またその後カナダに留学するはずが天安門事件が起こり急遽日本語もわからないのに日本に留学することになり、日本人と結婚し、料理も特に得意としなかったのに成り行きで料理家になり現在に至るという著者の半生はドラマチックと言わざるをえない。出版されてから16年がたち、日本における中華料理も多様化した。そのあたりの変化を含めた「長いあとがき」を追加する。北京の家庭料理16品のレシピとカラー口絵つき。

目次

第1章 北京での生活(両親は同じ気象学者、でも、性格は晴れと雨ほどに違う
私の生まれた中国は、こんな時代だった
祖父母に家にお引っ越し ほか)
第2章 東京での生活(はじめて見た東京の台所
和食の出発点はカレイの煮魚
妊娠中の食事と離乳食 ほか)
第3章 北京菜時記(中国と日本の暦について
春節と餃子。一年でいちばん楽しいお正月
春餅ともやし ほか)
付録 北京家庭料理レシピ

著作者プロフィール

ウー・ウェン

( うーうぇん )

中国・北京生まれ。料理研究家、ウー・ウェン クッキングサロン主宰。主な著書に『シンプルな一皿を究める 丁寧はかんたん』(講談社)、『料理の意味とその手立て』(タブレ)、『ウー・ウェンの北京小麦粉料理』『ウー・ウェンの100gで作る北京小麦粉料理』(高橋書店)、『これでいいウー・ウェンのありのままの一皿』(婦人之友社)などがある。

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