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ちくま文庫

テュルリュパン

——ある運命の話

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43790-7

Cコード

0197

整理番号

-13-3

2022/04/07

判型

文庫判

ページ数

240

解説

内容紹介

『アンチクリストの誕生』『どこに転がっていくの、林檎ちゃん』(ちくま文庫)が好評を博したレオ・ペルッツの伝奇長篇。物語の背景はデュマ『三銃士』などで日本の読者にもお馴染みの絶対君主ルイ13治世下のパリ。宰相リシュリューが秘かに革命を画策していたという架空歴史物で、エンターテインメント性に優れた作品。「“花も実もある絵空事”の作家」(皆川博子)、「オーストリアの山田風太郎」とも称されるレオ・ペルッツの本領発揮の伝奇歴史小説。
「周到な伏線のもとで、時計仕掛めいたプロットがきりきり動いて、物語はころがり落ちるように展開していく。中篇『アンチクリストの誕生』と並んで作者のストーリーテラーとしての資質が最も発揮された作品だろう。コテコテのエンターテインメントで、物語の面白さだけで言えばペルッツのベストかもしれない」(垂野創一郎氏) 新訳オリジナル企画。

著作者プロフィール

レオ・ペルッツ

( ぺるっつ,れお )

レオ・ペルッツ(Leo Perutz) 1882年プラハ生まれ、ウィーンで活躍したユダヤ系作家。『第三の魔弾』(1915)、『ボリバル侯爵』(20)、『最後の審判の巨匠』(23)、『スウェーデンの騎士』(36)など、幻想的な歴史小説や冒険小説で全欧的な人気を博した。1938年、ナチス・ドイツのオーストリア併合によりパレスティナへ亡命。戦後の代表作に『夜毎に石の橋の下で』(53)がある。1957年没。

垂野創一郎

( たるの・そういちろう )

垂野創一郎(たるの・そういちろう) 1958年、香川県生まれ。翻訳家。訳書にレオ・ペルッツ『夜毎に石の橋の下で』『スウェーデンの騎士』(以上国書刊行会)、『アンチクリストの誕生』『どこに転がっていくの、林檎ちゃん』(以上ちくま文庫)、J・L・ボルヘス&オスバルド・フェラーリ『記憶の図書館』(国書刊行会)などがある。

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