ちくま文庫
新版 思考の整理学
外山滋比古
著
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1,210
円978-4-480-43799-0
0197
-52-1
2022/02/09
文庫判
416
頁「スカートに導かれて魂へ到達した」「臀に魂はない」――。70の坂を越えてなお貧欲に男漁りを続ける老女優テレーズをめぐる、狂気・反逆・無償の犯罪・自由と宿命の相剋の物語。主人公のバイタリティは世界文学史上随一である。同名の本を寺山修司が出していたり、この本を愛する者も多く、若島正が「翻訳文学で一番かっこいい題名」と述べるように、印象的なタイトルはよく言及される。版元を変えながら何度も刊行されてきたカルト的名著だが、20年以上絶版状態であった。また生田耕作の訳のため、セリーヌやサドなどを愛読する耽美系・幻想系文学の読者にも訴える力がある。
1 手榴弾
2 生きるということは一種の魔術だ
3 舞台は街頭
4 神々しい怪物
5 アプサン酒
6 人間、そしてその欲望
7 偽善者…偽善者同士
8 臀に魂はない
9 滑稽法廷
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