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ちくま文庫

20ヵ国語ペラペラ

——私の外国語学習法

定価

880

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43818-8

Cコード

0180

整理番号

-97-1

2022/05/10

判型

文庫判

ページ数

272

解説

黒田 龍之介

内容紹介

戦後間もない北海道、網走。少年は外国語を学ぶことにとりつかれた。小学4年生でドイツ語や英語により言葉の面白さに目覚めたのち、教材も限られる中、最初は我武者羅に、しかし独自の学習法を確立して中学校で英語学習に猛進、高校では全国の予選を勝ち抜きアメリカへの交換留学の切符をつかんだ。そして、その頃から英語以外の語学の習得も開始し(アメリカではフランス語がクラス一位に)、帰国後は外国人が屯する新宿の喫茶店を根城にさまざまな国の人と交流しながらあらゆる言語の習得に取り組み、ついには「20カ国語ペラペラ」(ある程度話せるという基準)となった。
本書は、語学に全身全霊をかけた著者の青春記であり、外国語を学ぶとはどういうことか、その本質を教えてくれる一冊である。豊富な語学教材がある現在、ノウハウの面では古くなった部分があるのは否めない。しかし、それを超えて、ここには語学の本質が、喜びと苦しみがあり、語学エッセイとして今なお魅力を放ち続けている。文庫化にあたっては、多少写真を入れ替える。

目次

1 わたしの語学人生(ある朝、ホテルのロビーで
幼い日のとまどい ほか)
2 20カ国語上達の記録(フランス語―高校一年から
スウェーデン語―高校二年から ほか)
3 ポリグロットのすすめ(ポリグロットの時代来たる
ポリグロットになることは至難か ほか)
4 体験的速修術29項(どんなことばも、まず「入門書」から
初歩の時代には、初歩の辞書を ほか)

著作者プロフィール

種田輝豊

( たねだ・てるとよ )

1938年、広島県生まれ。45年に北海道網走市に移住。東京外国語大学英米科中退。翻訳者、通訳者。中学時代からラジオを通じて外国語に興味を持ち、高校在学中に日米交換留学生(AFS)に選ばれて一年間渡米、その最中に独学でスウェーデン語、フランス語など数カ国語の勉強に没頭した。大学在学中は、イタリア大使館で働き、またあらゆる機会を語学のために費やした。その後、日本コンベンションサービス社勤務、“The English Journal”編集長を経て、1981年に渡米。法廷での通訳・翻訳、映画シナリオやIT関連の翻訳などに携わった。2017年没。

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