小倉紀蔵
( おぐら・きぞう )1959年東京生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。東京大学文学部ドイツ文学科卒業、韓国ソウル大学校哲学科大学院東洋哲学専攻博士課程単位取得退学。専門は東アジア哲学。著書『入門 朱子学と陽明学』『新しい論語』『朝鮮思想全史』(以上、ちくま新書)、『朱子学化する日本近代』『北朝鮮とは何か』(以上、藤原書店)、『創造する東アジア』『〈いのち〉は死なない』(以上、春秋社)、『心で知る、韓国』(岩波現代文庫)、『韓国は一個の哲学である』(講談社学術文庫)など。
loading...
2000年、韓国ブームが来る前に『韓国語 はじめの一歩』という題で出された一冊は、韓国語の説明ももちろんあるが、基本的には食や民俗信仰や町の地理など韓国文化への入門書であった。3刷2万部まで伸びたところで絶版となったが、この本は、韓国ドラマなどの影響で、韓国文化や韓国語、韓国文学に関心を持つ人が増えている現在において、前記の分野について幅広く、深く記してある本であり、よりニーズがある本である。文庫化にあたっては、その後著者により書かれた韓国の食や文学、映画などについて書かれた文章を大幅に増補し、改題する。
1(旅のはじまり
ハングルという文字
韓くにのひとと暮らし
韓くにの季節
食の人生哲学 ほか)
2(韓くにのこころ
韓くにの文学)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。