高野慎三
( たかの・しんぞう )1940年生まれ。月刊漫画「ガロ」の編集者として、つげ義春「ねじ式」など傑作・名作の誕生に立ち会う。その後も北冬書房を主催し独自の出版活動、執筆活動を続けている。
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1950年代から60年代にかけて、町中にあった貸本屋。そこでは大手出版社とは一線を画す独自のマンガ本がおかれていた。時に俗悪視されながらも、そこからはのちに漫画界の巨匠といわれる作家たちも輩出した。戦後という光と影を併せ持つ時代にあだ花のように開花した、貸本屋と貸本マンガの世界を読み手、書き手、本屋と重層的に浮かび上がらせる。
第1章 貸本マンガの誕生まで
第2章 貸本マンガの隆盛
第3章 貸本マンガ・一九六〇
第4章 貸本マンガ 衰退期の光芒
第5章 貸本マンガと新宿・十二社と
第6章 貸本マンガと戦後大衆文化
第7章 貸本マンガの「場所」
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