高原英理
( たかはら・えいり )1959年生。小説家・文芸評論家。立教大学文学部卒業、東京工業大学大学院社会理工学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。85年、第1回幻想文学新人賞を受賞。96年、第39回群像新人文学賞評論部門優秀作を受賞。編纂書に『リテラリーゴシック・イン・ジャパン 文学的ゴシック作品選』『ファイン/キュート 素敵かわいい作品選』、著書に 『ゴシックスピリット』『少女領域』『高原英理恐怖譚集成』『エイリア綺譚集』『観念結晶大系』『日々のきのこ』ほか多数。
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これから私はゴシックな意識について語ろうと思う――。死と暗黒、怪奇と恐怖、残酷、異形、廃墟と終末。美術として、文学として、「サブカル」として、ひとことではくくれない「ゴシック」なるものの時空間的枠組みを取り払い、その世界へと耽溺する批評的エッセイ。二次文庫化。
ゴシックの精神
人外
怪奇と恐怖
様式美
残酷
身体
猟奇
異形
両性具有
人形
廃墟と終末
幻想
差別の美的な配備
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