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ちくま文庫

死んでたまるか

——団鬼六自伝エッセイ

定価

880

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43857-7

Cコード

0195

整理番号

-99-1

2023/01/10

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

団鬼六氏による自選・自伝エッセイ。少年時代から晩年までのエピソードを選び抜き、鮮やかに描き出した一冊。「官能小説家」とは異なる「エッセイの名手」としての一面を打ち出したい。(以降、親本紹介文より→)「最後の文豪」が綴り続けた恥多き哉人生! 酒と女と将棋に彩られた無頼な人生を、軽く面白く哀しく描ききった、最初で最後の連作自伝エッセイ。出会ってきた友人知人たちの生と死、自身のガン闘病も飄々と笑い飛ばす。

目次

第1部 少年?青壮年期(ジャパニーズ・チェス十三歳(昭和二十年)
ショパンの調べ二十三歳(昭和三十年)
情趣について二十四歳(昭和三十年)
除夜の鐘二十五歳(昭和三十一年)
くず屋さん二十七歳(昭和三十三年) ほか)
第2部 中年?老年期(思い出のたこ四十一歳(昭和四十七年)
年賀状四十九歳(昭和五十五年)
フグの喰べ方教えます五十六歳(昭和六十二年)
牡丹五十八歳(平成元年)
相撲甚句六十歳(平成三年) ほか)

著作者プロフィール

団鬼六

( だん・おにろく )

団 鬼六(だん・おにろく):1931年滋賀県彦根市生まれ。57年、文藝春秋「オール讀物」新人杯に「親子丼」で入選。執筆活動に入り、SM官能小説の第一人者となる。89年に断筆宣言。95年『真剣師 小池重明』で執筆再開。代表作に『花と蛇』『不貞の季節』『美少年』『落日の譜――雁金準一物語』『死んでたまるか――団鬼六自伝エッセイ』『一期は夢よ、ただ狂え』、秘書を務めた長女・黒岩由起子との共著『手術は、しません――父と娘の「ガン闘病」450日』ほか小説・エッセイ・評伝等著書多数。2011年逝去。

寄せられたコメント

「もし次の命があるならば、私はこんな男になりたい。いや、再び女に生まれ変わったとしても、団鬼六になりたい。」「なぜ、幾多の才人がこの男に引き寄せられ、夢中になって話に耳を傾けたのか。その理由を、本書を読んで納得し、そして今再び、会いたい気持が募ってやまない。どうしよう。」
──

阿川佐和子

さん

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