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ちくま文庫

新版 思考の整理学

知のバイブル、はじめての増補改訂

「東大・京大で1番読まれた本」で知られる〈知のバイブル〉の増補改訂版。2009年の東京大学での講義を新収録し読みやすい活字になりました。

定価

693

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43912-3

Cコード

0110

整理番号

-1-11

2024/02/08

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

東大&京大で1番読まれた本!
(2014年1月~2023年12月 直近10年文庫ランキング 東大生協・京大生協調べ)
287万部突破の大ロング&ベストセラー、はじめての増補改訂

「東大・京大で1番読まれた本」として知られ、刊行以来40年以上読み継がれる〈知のバイブル〉の増補改訂版。2009年の東京大学での特別講義を新たに収録し、文字を大きく読みやすくしました。
自分の頭で考え、アイディアを軽やかに離陸させ、思考をのびのびと飛行させる方法とは?――広い視野とシャープな論理で知られる著者が、自らの体験をもとに提示する恰好の「思考法」入門書。

増補
「東大特別講義」を新たに増補します。
2009年7月1日、外山滋比古先生が東京大学で行った講義「思考の整理学を語る」の貴重な音声テープが見つかりました。参加した100 名を超える現役東大生に向けた熱い言葉の数々を初めて収録します。

改訂
文字サイズを大きくしてゆったり組みなおし、挿絵も刷新してより読みやすくなります。
旧版:12Q 41字×17行 ⇒ 新版:13.2Q 38字×16行(*文字の大きさは1.1倍に)

もっと若い時に読んでいれば……
そう思わずにはいられませんでした。
――元・さわや書店 松本大介さん

『思考の整理学』は1983年に「ちくまセミナー」というシリーズの1冊として刊行し、1986年に文庫化しました。2007年までの21年間で16万部のロングセラーでしたが、2007年に岩手県盛岡市のさわや書店で、当時店員だった松本大介さんが作成した「もっと若いときに読んでいれば……」というコピーの手描きPOPをきっかけに、再び注目を集めます。2008年の東大(本郷書籍部)・京大生協の書籍販売ランキングで1位を獲得したことから、〈東大・京大で1番読まれた本〉のフレーズが生まれ、2009年には累計発行部数が100万部を突破しました。以降も歴代の東大生・京大生が根強く支持し続け、現在287万部を突破し、時代を超えて読み継がれるベストセラーとなっています。

思考を深めるキーワード
朝の頭はそれだけ能率がいい >>P.24
思考の整理法としては、寝させるほど大切なことはない >>P.40
発想のもとは、個性である >>P.60
つんどく法 >>P.94
いかにうまく忘れるか >>P.131
とにかく書いてみる >>P.139
声を出してみると、頭が違った働きをする >>P.158

なぜ東大生が根強く支持するのか? 東大生の感想より
・今の時代に必要なのは、情報を手に入れることよりも「捨てる」ことなのだ。
・他分野との接触、混在が新しい思考法を生み出すという考えがとても新鮮に思えた。
・大学やその先で求められている「学び」に対する姿勢が、少し分かった気がする。
・知識に偏った勉強をしてきたからこそ、それじゃいけないんだ、と思いを新たにした。
・考えがまとまらない時、くよくよするのがいちばんいけない。

目次

【目次】

グライダー
不幸な逆説
朝飯前


発酵
寝させる
カクテル
エディターシップ
触媒
アナロジー
セレンディピティ


情報の“メタ"化
スクラップ
カード・ノート
つんどく法
手帖とノート
メタ・ノート


整理
忘却のさまざま
時の試錬
すてる
とにかく書いてみる
テーマと題名
ホメテヤラネバ


しゃべる
談笑の間
垣根を越えて
三上・三中
知恵
ことわざの世界


第一次的表現
既知・未知
拡散と収斂
コンピューター

あとがき
「思われる」と「考える」 ――文庫本のあとがきにかえて

東大特別講義
新しい頭の使い方 ――『思考の整理学』を読んだみなさんへ伝えたいこと

著作者プロフィール

外山滋比古

( とやま・しげひこ )

外山 滋比古(とやま・しげひこ):1923?2020年。愛知県生まれ。英文学者、文学博士、評論家、エッセイスト。東京文理科大学卒業。「英語青年」編集長を経て、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授などを歴任。専門の英文学をはじめ、日本語、教育、意味論などに関する評論やエッセイを多数執筆した。40年以上にわたり学生、ビジネスマンなどを中心に圧倒的な支持を得る『思考の整理学』をはじめ、『忘却の整理学』『知的創造のヒント』(筑摩書房)他、『乱読のセレンディピティ』(扶桑社)など著作は多数。

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