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ちくま文庫

ゼロから始めるジャック・ラカン

——疾風怒濤精神分析入門 増補改訂版

現代思想における震源地のひとつであるラカン。その核心に実践臨床から迫る超入門の書。『疾風怒濤精神分析入門』増補改訂版。

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43915-4

Cコード

0110

整理番号

-86-1

2023/10/05

判型

文庫判

ページ数

336

解説

向井 雅明

内容紹介

現代思想における震源地であるラカン。その核心に実践臨床という入射角から迫る超入門の書。『疾風怒濤精神分析入門』増補改訂版。解説 向井雅明

千葉雅也氏推薦
「まず最初に読むべきラカン入門書です。」

二十世紀における思想的な震源地のひとつであるラカン。その理論は、思想としての側面と、実践臨床としての側面の二面性をもち、両者が渾然一体となっていることに難しさがある。本書は、著者みずからの精神分析の体験にもとづき、実践臨床の側面からラカンの本丸に迫る。ラカンの核心を読み解く超入門の書、『疾風怒濤精神分析入門』増補改訂版。
解説 向井雅明

目次

第Ⅰ部 精神分析とはどのような営みか 

第一章 それでも、精神分析が必要な人のために──精神分析は何のためにあるのか 
第二章 自分を救えるのは自分しかいない──精神分析が目指すもの 
アンコール1 人はどのようにして精神分析家になるのか

第Ⅱ部 精神分析とはどのような理論か 

第三章 国境を越えると世界が変わってしまうのはなぜか──想像界・象徴界・現実界について 
第四章 私とはひとりの他者である──鏡像段階からシニフィアンへ 
アンコール2 手紙は必ず宛先に届く 
第五章 〈父〉はなぜ死んでいなければならないのか──エディプス・コンプレクスと欲望
アンコール3 エディプス・コンプレクスは、今日? 
第六章 不可能なものに賭ければよいと思ったら大間違いである──現実界について 

アンコール4 神経症・精神病・倒錯 
終 章 すべてうまくはいかなくても──分析の終結について 

著作者プロフィール

片岡一竹

( かたおか・いちたけ )

1994年栃木県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程。東京精神分析サークル会員。日本ラカン協会会員。著訳書に『疾風怒濤精神分析入門――ジャック・ラカン的〈生き方〉のススメ』(誠信書房、2017年)、ソニア・キリアコ『稲妻に打たれた欲望――精神分析によるトラウマからの脱出』(共訳)(誠信書房、2016年)がある。

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