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定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-51013-6

Cコード

0139

整理番号

-52-1

2020/12/10

判型

文庫判

ページ数

384

解説

内容紹介

社会集団内において儀礼が果たす意味と機能とは何かを、ンデンブ族など、アフリカの現地調査を基に明らかにする。ファン・へネップによる儀礼の三段階構造理論の中間に位置する「過渡期」において、個人は「リミナリティ」(日常における秩序や社会的地位がなくなった、あいまいなどっちつかずの状態)におかれると捉えた。そうした固定的な役割や地位が存在する日常の秩序をくずす混沌状況を、「コムニタス」と呼び、社会は日常的な規範である「構造」と、反構造的なコムニタスによって存在するとした。「コムニタス」の視点から、歴史・社会・文化の諸現象の理解をこころみた書。 

目次

第1章 生と死の儀礼における分類の次元(モルガンと宗教
中央アフリカにおける儀礼の研究 ほか)
第2章 ンデンブの儀礼における双子のパラドックス(親族と生活とにおける双子の問題―アフリカの実例のいくつか
ンデンブ族の双子儀礼の筋書 ほか)
第3章 リミナリティとコムニタス(通過儀礼の形式とその属性
ある任命式儀礼のリミナリティ ほか)
第4章 コムニタス―様式と過程(コムニタスの諸形式
イデオロギー的コムニタスと自然発生的コムニタス ほか)
第5章 謙虚さと階級制―身分の昇格と逆転のリミナリティ(身分昇格の儀礼と身分逆転の儀礼
人生の危機における行事と年中行事 ほか)

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