ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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1,320
円978-4-480-51045-7
0110
-30-1
2021/04/08
文庫判
272
頁ドイツ観念論を代表する一人、ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ。自我の意思を強調する主観的観念論を説いたその哲学は、従来より誤解や先入見に見舞われ、いまだにその真価や現代性が十分に知られているとは言えない。本書は、ドイツ観念論研究の大家が、フィヒテ生誕250年記念、および没後200年記念としてミュンヘン大学で行った市民向け講義を基にしたもの。各章は、哲学者の著作に寄り添うかたちで構成をされている。著者は長年の研究と教育を通じて、何がフィヒテ理解の躓きの石となるかを熟知しており、その知見・洞察が叙述に生かされているのも大きな特徴である。哲学の営みを根本で支えているものとは何か――。フィヒテの「知の理論」を中心に、初期から後期に至るまでをこれ上ないくらい明快に解説した入門書。
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