C・リンドホルム
( ちゃーるず・りんどほるむ )C・リンドホルム(Charles Lindholm)1946年生まれ。人類学者。ボストン大学人類学教授。
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1,870
円978-4-480-51059-4
0130
-10-1
2021/12/09
文庫判
544
頁集団の狂気あるいは集団形成の核となる「カリスマ」という現象について、思想史、社会学、精神医学、宗教学……という多面的な知見から総合的な考察を試みる。構成は第1部序説、第2部理論編、第3部実例編、第4部結論の4部構成。「理論編」で言及される代表的な論者は、ヒューム、ミル、ニーチェ、ウェーバー、デュルケム、メスマー、フロイトなど。「実例」として取り上げられる主な題材は、ヒトラーとナチズム、チャールズ・マンソンとそのファミリー、ジム・ジョーンズと人民寺院、シャーマンと社会。それぞれ著名な例でありながら、本書の観点から説得的にとらえなおされている。「カリスマ」という魅惑的な概念を有効に使うため最適の案内書。
第1部 序説
第2部 理論編(「あるがままの人間」―情念の社会理論
非合理なものの社会学―マックス・ウェーバーとエミール・デュルケム
催眠と群集心理学―メスマー、ル・ボン、タルド
エディプスとナルシス―フロイトの群集心理学 ほか)
第3部 実例編(「取り憑かれた従者」―アドルフ・ヒトラーとナチ党
「愛こそわが裁き」―チャールズ・マンソンとそのファミリー
「あなたが知る唯一の神」―ジム・ジョーンズと人民寺院
「聖なるものの技術者」―シャーマンと社会)
第4部 結論(今日のカリスマ)
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