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定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-51089-1

Cコード

0152

整理番号

-13-1

2021/12/09

判型

文庫判

ページ数

368

解説

内容紹介

ハプスブルグ帝国末期に生まれ育ち、ニューヨークへの留学でアメリカ近代都市・建築からカルチャーショックを受け、モダニズム建築を提唱するようになった近代建築の先駆者ロース。本書はその代表的な論考集である。有名な「装飾は犯罪である」は、本書収録の「装飾と犯罪」から採られた言だが、実際にはもっと過激な記述になっている。一方で、随所に古代ギリシャ・ローマに範をとっていることが書かれ、一見すると守旧主義のような主張も多い。舌鋒鋭く皮肉に満ちた文章から分かるとおり、建築業界では炎上しがちな存在であったが、その交友関係は非常に幅広く、本書にはウィトゲンシュタイン、シェーンベルクなども登場。世紀末・20世紀初期ウィーンの文化状況も知ることができる。原書は『アドルフ・ロース著作集』の3部作(下記セミコロン以降。ウィーン、G. Prachner刊)に収録されたものである。
ORNAMENT UND VERBRCHEN ; Ins Leere gesprochen, Die Potemkin’sche Stadt, Trotzdem

目次

ウィーン・プラターの旧万国博覧会、ロトンダ展示会場において展示された室内空間について
デラックスな馬車について
建築材料について
被覆の原則について
ポチョムキンの都市
女性と家
建築における新・旧二つの方向―最近のウィーンの芸術思潮を十分考慮した上での比較検討
馬具職人
ウィーンにおける最も素晴しい内部空間、最も美しい貴族の邸館、最も美しいが近々取り壊しの運命にある建築物、最も美しい新建築、最も美しい散歩道
住居の見学会
余計なこと(ドイツ工作連盟)
文化の堕落について
装飾と犯罪
ミヒャエル広場に面して立つ建物についての二つの覚え書とその補章
建築について
私の建築学校
ベートーヴェンの病める耳
カール・クラウス
郷土芸術について
ペーター・アルテンベルクとの別れにあたって
住まうことを学ぼう!
シカゴ・トリビューン新聞社社屋―柱(コラム)としての建築
アーノルト・シェーンベルクと同時代人達
近代の集合住宅
ヨーゼフ・ファイリッヒ
オスカー・ココシュカ

著作者プロフィール

アドルフ・ロース

( あどるふ・ろーす )

Adolf Loos,1870年12月10日 - 1933年8月23日 ハプスブルグ帝国時代末期のブルノ(現チェコ)に生まれる。世紀末ウィーンにおける装飾性を批判し、モダニズム建築の先駆者となる。代表作に、カフェ・ムゼウム、アメリカンバー、シュタイナー邸、ロースハウス、ミュラー邸などがある。

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