ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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1,210
円978-4-480-51091-4
0140
-23-1
2022/01/06
文庫判
336
頁「ポアンカレ予想」の提唱者として知られるフランスの科学者アンリ・ポアンカレ。数学、数理物理学、天体力学、カオス理論など幅広い分野で独創的な業績を残した彼が、最も明快にその思想を表したものが本書である。科学上の基礎とは何かという根本問題とともに、「推理」の方法と本質、感覚と幾何学の関係、物理学においてもっとも理論的な「力学」から、それとは異なる自然の原理などを論じていく。岩波文庫版の既訳(河野伊三郎訳)は現在も書店で購入可能だが、1938年に刊行と古さは否めないことから、読みやすい文体の新訳を若い読者へ提供する。科学とは何かに興味を持つ万人の心をつかみ、刊行以来現在に至るまで読み継がれてきた名著。
第1部 数と大きさ(数学的推理の本性について
数学的な大きさと実験)
第2部 空間(非ユークリッド幾何学
空間と幾何学 ほか)
第3部 力(古典力学
相対運動と絶対運動 ほか)
第4部 自然(物理学における仮説
近代物理学の理論 ほか)
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