API Error: too_many_requests

loading...

ちくま学芸文庫

(見えない)欲望へ向けて

——クィア批評との対話

定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-51097-6

Cコード

0190

整理番号

-12-1

2022/02/09

判型

文庫判

ページ数

336

解説

内容紹介

クィア批評とは、批評を通じて、セクシュアリティや人種など、一見固定した枠組みに斜めの線を引き、新たな解釈を生産することだ――。本書の前半では、ディケンズ、オースティンら英文学の古典を通じてセジウィックのいう「ホモソーシャルな欲望」や、プライヴァシーという概念装置を再考する。後半では、ジジェク、バトラー、コプチェク、ベルサーニらの論考とクイア批評の思想的な関連もたどる。クィア理論の入門としても読めると同時に、小説という装置のポルノグラフィ性や、批評の場自体のホモソーシャル性、読むことの性的快楽など、作品論に限らない視野の広さをもった著。

目次

1 見えない欲望を読む(セジウィックとホモソーシャル/ホモセクシュアル連続体
男と男のあいだ―『デイヴィッド・コパフィールド』のセクシュアリティ
ジェイン・オースティンを読む兵士たち)
2 プライヴァシーの亀裂と侵犯(わたしは作文を引き裂いた―『ヴィレ?bト』と語る女性の私的領域
登場人物には秘密がない―E・M・フォースターのクローゼット)
3 精神分析とクィア批評の往還(欲望はそこにある―ジジェク、コプチェク、固い現実界
主体化されない残余≠去勢―ジュディス・バトラーと誤読のポリティクス
孤独なマゾヒズム―レオ・ベルサーニへの斜線)

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま学芸文庫」でいま人気の本

いま話題の本