ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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1,650
円978-4-480-51115-7
0120
-14-1
2022/05/10
文庫判
464
頁かにして19世紀に社会階層は構築されたか、そして人間の身体が社会のコンテクストに組み込まれていったのか。気鋭の歴史社会学者が、中産階級の衣服/モードを通し、この時代に作りあげられた社会規範を徹底的に解剖してみせたのが本書だ。19世紀の社会規範は現代のわれわれの生活基盤となったものであるから、ここでのブルジョワジー批判は、そのまま現代の資本主義・身体意識・社会的性差への批判に転換される。シニカルな原書タイトル『ブルジョワジーの上着と下着』に込められた挑発的な意図は、現在の読者にも響くものである。
第1章 外見の歴史
第2章 衣服の旧制度と新制度
第3章 十九世紀の衣服の風景
第4章 衣料購入の伝統的方法と既製服産業の飛躍的発展
第5章 百貨店、そしてブルジョワの衣服の普及
第6章 新たな野望、新たな区別
第7章 作法の諸規則
第8章 規範からの逸脱
第9章 見えない衣類
第?P0章 モードの伝播
結論
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