API Error: too_many_requests

loading...

ちくま学芸文庫

対称性の数学

——文様の幾何と群論

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-51128-7

Cコード

0141

整理番号

-55-1

2022/06/09

判型

文庫判

ページ数

240

解説

梅田 亨

内容紹介

本書は、平面図形の対称性の考察を通じて群論的思考への入門を企図して執筆された。前半では、“平面の結晶群”とも言うべきもの――周期性をもった壁紙模様、モザイク模様――について述べられる。これは同時に線形代数の基礎的な手法が用いられるので、抽象性の高さから学習な困難となりがちな線形代数のための動機づけの提供が意図されている。後半では同様に群論の手法が用いられ、プラトンの正多面体の合同群についての考察がなされる。視覚イメージから抽象的な群論へと誘う群論入門。放送大学のテキスト。

目次 1.対象性とは何か/ 2.平面の合同群(1)/ 3.平面の合同群(2)/ 4.平面の合同群(3)/ 5.平面の合同群(4)/ 6.文様の対称群(1)/ 7.文様の対称群(2)/ 8.文様の   
対称群(3)/ 9.文様の対称群(4)/ 10.群の作用、軌道、固定群/ 11.バーンサイドの定理/ 12.空間の合同変換/ 13.プラトンの正多面体/ 14.回転群の有限部分群/ 15.対象性の数学

目次

対称性とは何か?
平面の合同群
文様の対称群
群の作用、軌道、固定群
バーンサイドの定理
空間の合同変換
プラトンの正多面体
回転群の有限部分群
対称性の数学

著作者プロフィール

高橋礼司

( たかはし・れいじ )

1927-2020。静岡県生まれ。東京大学理学部数学科卒業。ナンシー大学(仏)留学。東京大学教養学部教授、ナンシー大学教授、上智大学理学部教授、放送大学教授等を歴任。東京大学理学博士、フランス国家博士。専攻・群の表現論。ブルバキ創設メンバーとの深い交流が知られている。著書:『新版 複素解析』(東京大学出版会)、『線型代数I,II』(放送大学教育振興会)、『線型代数講義』(日本評論社)。訳書:ジャン・デュドネ『人間精神の名誉のために―――数学賛歌』(岩波書店)、モーリス・マーシャル『ブルバキ 数学者達の秘密結社』(シュプリンガー・ジャパン)、J.F.ダース、A.レーヌ、A.パピョー編著『謎を解く人びと――数学への旅』(シュプリンガー・ジャパン)。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま学芸文庫」でいま人気の本

いま話題の本