長崎暢子
( ながさき・のぶこ )1937年、東京生まれ。東京大学名誉教授。専門、インド近代史、南アジア地域研究。
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東インド会社の傭兵シパーヒーの蜂起からインド各地に飛び火し、亜大陸の独立を目指す壮大な運動へと広がったインド大反乱。日本では長らく「セポイの反乱」と呼びならされてきたこの大反乱は失敗し、東インド会社の解体・ムガール帝国の終焉・大英帝国による直接統治へと結び付く。〈初の民族独立戦争〉を支えたのは何であったのか。農村社会の変容、カースト制度の意味など、インド社会の根幹部分を丁寧にすくいあげながら、20世紀へと持ち越されることになる民族運動の真実の姿を描く。(中公新書、1981年3月25日、文庫換算256頁)
反乱の予兆(エンフィールド銃
バーラクプル、一八五七年三月)
1 反乱の社会的背景(ムガル帝国
ムガル帝国の農村支配 ほか)
2 反乱政府―デリー、五月?九月(ムガル皇帝の登場
デリー攻撃 ほか)
3 反乱と農村社会(農民の蜂?N
農民反乱の担い手 ほか)
4 各地の反乱(マラーター同盟の後裔
ナーナー・サーヒブ、カーンプルへ ほか)
結び
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