loading...

ちくま学芸文庫

プルースト 読書の喜び

——私の好きな名場面

定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-51141-6

Cコード

0198

整理番号

-4-2

2022/09/08

判型

文庫判

ページ数

400

解説

野崎 歓

内容紹介

20世紀最大の小説『失われた時を求めて』は、比類ない「読書の快楽」に彩られた作品でもある。有名な〈紅茶とマドレーヌ〉、〈海と娘と薔薇〉、〈祖母の死〉、〈心情の間歇〉など、いまなお圧倒的な感動を呼び起こす場面を読み解き、その魅力を余すところなく伝えるのが本書である。プルースト研究者として名高い著者の文業的達成とも評される作品を、プルースト歿後100年にあたる2022年に刊行する。

目次

1 雨上がりの森―序にかえて
2 水中花のように
3 音楽あるいは魂の交流―吉田秀和先生に
4 夜明けの停車場
5 海と娘と薔薇の茂み
6 オルフェウスの叫び
7 春の驟雨―井上究一郎先生に
8 死の舞踏―野田弘志に

著作者プロフィール

保苅瑞穂

( ほかり・みずほ )

保苅瑞穂(ほかり・みずほ):1937-2021年。東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。1964-67年パリに留学。東京大学名誉教授、獨協大学名誉教授。専門はフランス文学。著書に『プルースト・印象と隠喩』、『プルースト・夢の方法』、『モンテーニュ私記』、『ヴォルテールの世紀』、『恋文』、『モンテーニュの書斎』『ポール・ヴァレリーの遺言』など。訳書に『プルースト全集』(共編・共訳)、『プルースト評論選』(編訳)、フィリップ・ミシェル=チリエ『事典 プルースト博物館』(監修・共訳)、ロラン・バルト『批評と真実』など。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま学芸文庫」でいま人気の本

いま話題の本