外間守善
（ ほかま・しゅぜん ）外間守善（ほかま・しゅぜん）：1924-2012年。沖縄県那覇市生まれ。法政大学名誉教授。伊波普猷の後を継いだ琉球文学・文化研究の第一人者。『おもろさうし』など古代南島歌謡をもとに、琉球文化の源流を解明する研究に取り組んだ。著書に、『おもろそうし』（岩波書店）、『沖縄の歴史と文化』（中公新書）など多数。
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内容紹介
沖縄学の権威による沖縄食文化史入門。外間は『おもろそうし』を中心とする南島歌謡の研究により琉球文化の源流を探る仕事に取り組んだが、本書は沖縄の食を材料に、琉球文化の源流を探ろうとした試み。それぞれの食材・料理・飲食風習を、対外関係史のなかに位置付け、沖縄料理にある、東南アジア文化、中国文化、「クスイムン」の思想を取り上げる。著者最後の著作。
目次
第１章 沖縄の歴史と食文化（世界の食文化
アジアの中の沖縄
海外交易の発展
沖縄の食文化）
第２章 忘れ得ぬ味（肉（シシ）
魚・海藻
豆腐（トウフ）
芋（ンム）
黒砂糖（クルジャーター）
小麦（ムージン）
米
泡盛（サキ）
果物
野菜
沖縄の調味料）
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