浅川巧
( あさかわ・たくみ )浅川 巧(あさかわ・たくみ):1891-1931年。営林署勤務の傍ら、朝鮮半島の陶磁器と木工品を研究し、日本に紹介した。柳宗悦とともに、朝鮮半島の優れた工芸品を陳列する朝鮮民族美術館を設立した。
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浅川巧は朝鮮半島の工芸品を日本に伝え広めた人物として知られる。柳宗悦も浅川が土産に持参した李朝白磁の小壺で、朝鮮工芸に開眼した。現在日本民藝館に所蔵されている朝鮮工芸の逸品の多くは、浅川の協力によって集められたもの。また、韓国国立中央博物館にも浅川の蒐集が収められている。その浅川が残した著書『朝鮮の膳』(1929年、工政会出版部)と『朝鮮陶磁名考』(1931年、工政会出版部)は名著の誉れ高く、日本でも韓国でも、この2冊を超える水準の研究はいまだに現れていない。現在入手困難なこの2冊を合本にして、朝鮮工芸鑑賞の定番として定着させたい。著作権保護期間満了。
朝鮮の膳(挿絵解説)
朝鮮陶磁名考(緒言
器物の名称
陶磁器に関係ある名称
結語)
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