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ちくま学芸文庫

増補改訂 帝国陸軍機甲部隊

定価

1,760

(10%税込)
ISBN

978-4-480-51169-0

Cコード

0131

整理番号

-53-2

2023/03/09

判型

文庫判

ページ数

608

解説

内容紹介

『三八式歩兵銃』の著者・加登川幸太郎は陸軍時代、機甲部隊の教官をつとめており、戦車の実戦専門家でもあった。戦後は『ドイツ装甲師団』(1990年)『戦車――理論と兵器』(1977年)といった著作に、ロンメルやグデーリアンまたクルスク会戦に関する訳書など数多くの戦車史を残したが、本書はその主著決定版に位置するものである。日本帝国陸軍における近代戦車誕生から終焉までを総括しつつ、「いかに世界から遅れをとっていたか」という問いかけに平行して戦車大国ドイツ・ロシアほか世界各国の戦車情報が盛り込まれる。歴代戦車の写真・図面・戦車年表他、豊富な資料を完備。専門的に見えて素人にも読みやすい文章、時代が古くても確かな情報には定評があり、当事者ならではの実感がこもっているところも高評価の所以だ。原書房から出された増補改訂版を底本に、初版の白金書房版(1974年)掲載で原書房版からは割愛された図版再録を目指す。〔かとがわ・こうたろう1909-1997年、原書房1981年〕

目次

第1章 マレー電撃戦、機甲兵突進す
第2章 第一次大戦、戦車の出現
第3章 平和の風が吹いて
第4章 戦車隊の誕生
第5章 国産戦車の開発
第6章 停滞混迷
第7章 大陸を征く
第8章 独立混成第一旅団
第9章 主力戦車をどうする
第10章 混迷つづく軍機械化
第11章 機甲大国ソ連
第12章 支那事変
第13章 誤った結論
第14章 ノモンハン
第15章 ドイツ装甲旋風
第16章 機甲兵生まる
第17章 大東亜戦争
第18章 遅れた開発、行き詰まる生産
第19章 機甲部隊奮戦す
第20章 日本機甲部隊の終焉

著作者プロフィール

加登川幸太郎

( かとがわ・こうたろう )

加登川 幸太郎(かとがわ・こうたろう):1909年、屯田兵の長男として北海道に生まれる。1930年陸軍士官学校歩兵科(42期)卒業、1938年陸軍大学校(50期)卒業。太平洋戦争開始時、陸軍省軍務局軍事課員。第2方面軍、第35軍、第38軍、第13軍の参謀として、ニューギニア、レイテ、仏印、中国を転戦。終戦時中佐。戦後はGHQ戦史課を経て、日本テレビ勤務。戦史研究家として?A『帝国陸軍機甲部隊』など多数の著書をのこした。1997年没。

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