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定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-51171-3

Cコード

0140

整理番号

-51-1

2023/03/09

判型

文庫判

ページ数

192

解説

内容紹介

「何を知りたいか」(疑問)、「いかにして答えを出すのか」(解決の方法)。どのような研究もここから始まり、科学者は自然界にある難問を解決しようと努力する。そのためには疑問を持った現象を分析・精査し、解決の方向を決定してゆく。ただ、計画通りに結論が導かれることは稀で、たとえある一定の成果が得られてもその後の論文執筆、学会の場での報告と様々な手続きが必要とされる。 『生物エネルギー生産(転換)機構の研究』(2012年)で日本学士院賞を受賞した一流の化学者が、自身の経験と知識をもとに、出発点である「主体的に課題を設定し、情報収集・分析」の仕方から「論文・レポートの執筆、発表」までを発見を伝える喜びを交えて、ノウハウを開示する。著者は自然科学者であるが、学生(高校、大学)、研究者、社会人等非理科系を含めた読者対象を設定し執筆していただいた。原稿は若手の自然科学研究者にも目を通してもらい、必要と思われるトピックスは補ってある。

目次

第1章 幼児から科学者まで(素朴な疑問
科学という言葉と概念 ほか)
第2章 探究する毎日(研究との出会い
コーネルから研究室を主宰するまで ほか)
第3章 研究を読む(論文に出会う
DNAの構造を知る ほか)
第4章 探究に必要なコミュニケーション(情報の交換
生活や職場に入ってきたインターネット ほか)
第5章 論文・レポートを書く人へ(英語で執筆
ストーリーを導入する ほか)
第6章 研究を語る(さまざまな機会に研究を話す
翻訳ソフトは助けになるか ほか)

著作者プロフィール

二井將光

( ふたい・まさみつ )

二井 將光(ふたい・まさみつ):1940年東京生まれ。日本の生化学者、分子生物学者。薬学博士。東京大学大学院薬学系研究科薬学専門課程修了。大阪大学名誉教授。東大助手、ウィスコシン大研究員、コーネル大客員助教授などを経て、岡山大教授、阪大教授、阪大産業科学研究所所長、微生物化学研究会研究員、岩手医大教授。ATP(アデノシン三リン酸)を生産するATP合成酵素の構造と機能を遺伝子とタンパク質レベルで解明した。藤原賞、学士院賞、持田記念学術賞、日本薬学会賞を受賞している。著書:Handbook of ATPase: Biochemistry, Cell Biology, Pathophysiology, (Wiley-VCH Verlag GmbH)、『薬学教室へようこそ』、『生命を支えるATPエネルギー』(以上ブルーバックス)。専門論文多数。

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