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定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-51176-8

Cコード

0136

整理番号

-53-1

2023/04/10

判型

文庫判

ページ数

464

解説

内容紹介

私たちが日々おこなっている何気ないコミュニケーション。その背景にはいかなる論理がひそんでいるのか。「役柄」「フレーム」「儀礼的無関心」「ドラマトゥルギー」といった数々の魅惑的な概念で、その実態を赤裸々なまでに分析してみせたのが、カナダ出身の異色の社会学者、アーヴィング・ゴフマンだ。その議論の出発点は、人びとを社会という舞台のなかでつねに何らかの自己像を演出しようとしている存在だとみなす点にある。独自の方法論や参与観察にもとづき、「公共の場では他人をじっと見ない」「職場と家で言葉づかいが変わる」「あえてふざけた態度をとってみる」といった、私たちがふだんおこなっている行為がもつ本当の意味を明らかにする。社会学にかぎらず広範な応用範囲をもち、いまなお魅力あふれるゴフマンの代表作。新訳決定版。

著作者プロフィール

アーヴィング・ゴフマン

( あーヴぃんぐ・ごふまん )

アーヴィング・ゴフマン(Erving Goffman):1922-83年。カナダ生まれの社会学者。トロント大学卒業後、シカゴ大学大学院に進み、シェットランド諸島でのフィールド・ワークをまとめた論文で博士号を取得。カリフォルニア大学バークレー校、ペンシルベニア大学などで教鞭をとる。印象管理、スティグマ、全体主義的施設といった概念を提唱し、相互行為秩序の研究という新たな探究の分野を切り開いた。著書に『アサイラム』『集まりの構造』『スティグマの社会学』『儀礼としての相互作用』など。

中河伸俊

( なかがわ・のぶとし )

中河伸俊(なかがわ・のぶとし):1951年東京都生まれ。大阪府立大学および関西大学名誉教授。著書に『社会問題の社会学』『黒い蛇はどこへ』など。

小島奈名子

( こじま・ななこ)

小島奈名子(こじま・ななこ):大阪府生まれ。明治国際医療大学保健医療学部准教授。共著に『触発するゴフマン』『行為論からみる社会学』など。

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