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定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-51188-1

Cコード

0110

整理番号

-43-1

2023/06/08

判型

文庫判

ページ数

336

解説

内容紹介

本書は、2012年3月にカリフォルニア大学バークレイ校で行われた三つの講義をまとめたもの。われわれは自分自身が死んだ後も他の人々が生きているということを当然視している。つまり、たとえ自分自身の死後も生き続ける個人的な後世を信じていなくても、われわれの死から長きにわたり人類が生き続ける「集合的な後世」を想定しているのだ。シェフラーはこの想定がわれわれの生活の中で果たしている驚くべき役割(倫理的構造)を分析していく。その作業を通し、人類の存続と死滅、人間の利己主義と個人主義、気候変化といった問題は新たな相貌を見せるだろう。巻末にハリー・G・フランクファート、スーザン・ウルフら四人の哲学者からのコメントと著者の回答を付す。本書について、デレク・パーフィットは「真にすばらしく、極めて重要な書物」と絶賛した。本邦初訳。

目次

死と後世(後世(第1部)
後世(第2部)
恐怖と死と信頼)
コメント(ドゥームズデイの意義
後世はどのように重要なのか
評価されるものを保全するのか、評価することを保全するのか?
私が死に、他の人々が生きるということ)
コメントへのリプライ(死と価値と後世―回答)

著作者プロフィール

サミュエル・シェフラー

( さみゅえる・しぇふらー )

サミュエル・シェフラー(Samuel Scheffler):1951年生まれ。ニューヨーク大学哲学科教授。ハーヴァード大学卒業後、プリンストン大学にて博士号を取得。主な研究部門は道徳哲学、政治哲学、価値理論。アメリカ学士院会員。著書にThe Rejection of Consequentialism(1982/1994), Human Morality(1992), Boundaries and Allegiances(2001), Equality and Tradition(2010), Why Worry about Future Generations?(2018)がある。

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