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定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-68773-9

Cコード

0212

整理番号

72

2007/12/05

判型

新書判

ページ数

176

解説

内容紹介

情報化し、多様化した現代社会では、道徳を感情的に押しつけることは不可能だ。バラバラに生きる個人を支えるために必要な「理性的な道徳観」を大胆に提案する。

目次

第1章 新宗教「ケータイ・テレビ・ブランド」教から自由になる(ケータイ依存症
テレビ盲信症
ブランド神経症)
第2章 「学力問題」を通して、日本人の思考停止状態を斬る!(学力や学歴を勘違いする大人たち
「ゆとり教育」は悪いのか?
小学校と中学校の勉強はココが違う!
教育にまつわる幻想
なぜいま「情報編集力」なのか
総合学習が必要な理由
「よのなか」科はこんな教科)
第3章 「いじめ問題」を通して、大人の思考停止状態を斬る!(騒いでいないと不安?
死に対する感覚が希薄な子どもたち
いじめを短絡的に理解しない
学校を開かれた空間に
「生きやす過ぎる」現代社会
いじめをゼロにすることはできない
複雑ないじめにどう対処するか
「新しい道徳」を提案する)
第4章 新しい道徳観を求めて(男と女
大人と子ども
新しいものと古いもの
夢と自由
病気とクスリ)

著作者プロフィール

藤原和博

( ふじはら・かずひろ )

「朝礼だけの学校」校長。1955年東京生まれ。1978年東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任。メディアファクトリーの創業も手がける。1993年よりヨーロッパ駐在、1996年同社フェローとなる。2003~08年、杉並区立和田中学校で義務教育初の民間校長を務める。2008~11年、橋下大阪府知事の特別顧問。2014年から佐賀県武雄市特別顧問。2016~18年、奈良市立一条高等学校校長を務める。著書に『本を読む人だけが手にするもの』『必ず食える1%の人になる方法』『10年後、君に仕事はあるのか?』『処生術』『35歳の教科書』『人生の教科書[よのなかのルール]』(宮台真司との共著、いずれもちくま文庫)、『革命はいつも、たった一人から始まる』(ポプラ社)等多数あり。詳しくは「よのなかnet」http://yononaka.netに。

この本への感想

公教育の転換期だと感じている。
今までの「こうあるべきだ」、「子供たちはこういうものだ」という経験のもと務めている教員の古い体質を壊していかないと教えることと現実のギャップは広がるばかりだと痛切に感じる。子供たちへの投資は将来の日本への投資だと思う。この本を読んでその観をいっそう強くした。文科省に振り回される見かけの変革ではなく本当に必要なものとは何かを教えられました。

増田真人

さん
update: 2008/09/03










土井恵理

さん
update: 2008/01/09
藤原和博氏の著作は、いつも素敵なアイデアでいっぱいです。

山梨の虎

さん
update: 2007/12/20

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