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定価

124,300

(10%税込)
ISBN

978-4-480-75500-1

Cコード

1320

整理番号

1997/12/18

判型

菊判

ページ数

0

解説

内容紹介

中国のあらゆる事物への造詣はもとより、日本の歴史・文化にもユニークな見解を示した内藤史学の集大成。完結後二十年ぶりの復刊。

著作者プロフィール

内藤湖南

( ないとう・こなん )

慶応2(1866)―昭和9(1934)年。本名、内藤虎次郎。東洋史学者。秋田県生まれ。秋田師範学校高等師範科卒業後、小学校訓導となるが、二年後上京。「明教新誌」「三河新聞」「日本人」「亜細亜」などの記者を経て「大阪朝日新聞」主筆となる。この間中国問題の研究を重ねる。明治40年、京都帝国大学史学科創設の際に招かれ、東洋史学講座を担当、のち教授。博学で著書多く、主著に『近世文学史論』『東洋文化史研究』『日本文化史研究』『支那史学史』などがある。

この本への感想

「所謂日本の天職」などは日清戦争のまっただ中で書かれたもので、難解ではあるが、湖南の中国への敬意、日本が刺激となって中国を盛り立てようという気概が感じられる。「坤輿文明」ということを湖南はいう。それは「文化」「人道」によって輝く精神文明のことのように思える。文化史家と呼ばれることを好んだという湖南は本来、感性豊かな人だったのだと思う。湖南の句「何ものの見立てにも似ず三日の月」はそのことをよく物語っている。

シサマタジフ

さん
update: 2012/08/20

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