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定価

6,050

(10%税込)
ISBN

978-4-480-79027-9

Cコード

1310

整理番号

2000/11/22

判型

A5判

ページ数

384

解説

内容紹介

20世紀最大の思想家ミシェル・フーコーの全文業及び全発言を、単行本分を除いて発表順に集大成したガリマール版Dits et Ecritsの全訳による日本版。新聞・雑誌をはじめ、講演、序文、エセー、インタヴューに至る幅広い活動を網羅、驚くべき遙かな射程と多面性を有するフーコーの思考の全体像が初めて明らかになる。知的生産力の絶頂期を不意によぎる死の影―日本との真正な出会いから生まれた貴重なテクスト群、革命に揺れるイランからの緊迫のレポート、さらに「統治性」などを収録する。

目次

十九世紀司法精神医学における「危険人物」という概念の進展
権力をめぐる対話
狂気と社会
紹介文
私の好きなウージェーヌ・シュー
驚くべき博識
アラン・ペイルフィットの釈明…ならびに、ミシェル・フーコーの返答
伝統的な政治的枠組み
危険、要注意
近代テクノロジーへの病院の組み込み〔ほか〕

著作者プロフィール

ミシェル・フーコー

( ふーこー,みしぇる )

1926年フランス・ポワティエ生まれ。高等師範学校で哲学を専攻、ヨーロッパ各国の病院・研究所で精神医学を研究する。1969年よりコレージュ・ド・フランス教授。1984年没。主著に『精神疾患とパーソナリティ』『狂気の歴史』『臨床医学の誕生』『言葉と物』『知の考古学』『監視と処罰』『性の歴史』がある。

蓮實重彦

( はすみ・しげひこ )

1936年東京生まれ。60年東京大学仏文学科卒業。同大学大学院人文研究科仏文学専攻修了。65年パリ大学大学院より博士号取得。東京大学教養学部教授(表象文化論)、東京大学総長を歴任。東京大学名誉教授。仏文学にとどまらず、映画、現代思想、日本文学など多方面で精力的な評論活動を展開し続けている。著書に『表層批評宣言』『凡庸な芸術家の肖像』『映画の神話学』『シネマの記憶装置』『映画はいかにして死ぬか』『映画 誘惑のエクリチュール』『監督 小津安二郎〔増補決定版〕』『齟齬の誘惑』『映像の詩学』『『ボヴァリー夫人』論』『伯爵夫人』ほか多数。

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