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単行本

キオスクのキリオ

定価

1,760

(10%税込)
ISBN

978-4-480-80443-3

Cコード

0093

整理番号

2012/10/10

判型

四六判

ページ数

224

解説

内容紹介

人生のコツは深刻になりすぎへんこと。ノーと言えないおっちゃん、キリオ。彼のもとには次々と、なにかを胸に抱えた人たちがやってくる。なんだかおかしい、なんとも不思議な連作短篇集。

目次

迷いへび
調合人
夕暮れ団子
トラの穴
シャボン
アジサイコーラ
ミルキー
行方不明見届人
空の中
時の煮汁

著作者プロフィール

東直子

( ひがし・なおこ )

1963年、広島生まれ。歌人、小説家。絵本や童話、イラストレーションも手がける。歌壇、角川短歌賞選考委員。東京新聞歌壇選者。「草かんむりの訪問者」で第7回歌壇賞、『いとも森の家』で第31回坪田譲治文学賞を受賞。歌集に『十階』、小説に『水銀灯が消えるまで』『とりつくしま』『さようなら窓』、エッセイ集に『短歌の不思議』、穂村弘との共著『回転ドアは、順番に』『しびれる短歌』がある。

この本への感想

「キオスクのキリオ」楽しく読ませていただきました。強引なお客さんたちと、おどろきながらも受け止めるキリオの掛け合いがなんとも味わい深かったです。「行方不明見届人」でのキリオがモデルとなる場面はかわいらしく、「ミルキー」と「空の中」は、少しさびしくて、じわじわと心に沁みてきました。

市岡和恵

さん
update: 2012/11/24

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