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定価

2,530

(10%税込)
ISBN

978-4-480-81387-9

Cコード

0071

整理番号

2012/03/15

判型

四六判

ページ数

272

解説

内容紹介

書の美はどこからくるのか。戦後最大の思想家と現代書の鬼才による幻の白熱討議、全十二時間!良寛、副島種臣、高村光太郎、宮沢賢治、岡本かの子、井上有一―などの書字の構造を読み解き、文字や言葉が孕む本源的問題に迫るとともに日本的なるものの深層を浮彫りにする。

目次

第1章 書の美はどこからくるのか(『筆蝕の構造』を読んで
文字について
自然性ということ ほか)
第2章 アジア的段階以前をどうとらえるのか(ソシュールの文字論
インド・ヨーロッパ語圏の発想 漢字文化圏の発想
日本の基層としてのアジア的以前 ほか)
第3章 日本的なるものをどこで見るのか(再び文字をめぐって
話す言葉と書く言葉
言葉の成立―その必然性と偶然性 ほか)
付録 関連資料

著作者プロフィール

吉本隆明

( よしもと・たかあき )

1924-2012年。東京生まれ。東京工業大学電気化学科卒業。詩人・評論家。戦後日本の言論界を長きにわたりリードし、「戦後最大の思想家」「思想界の巨人」などと称される。おもな著書に『言語にとって美とはなにか』『共同幻想論』『心的現象論』『マス・イメージ論』『ハイ・イメージ論』『宮沢賢治』『夏目漱石を読む』『最後の親鸞』『アフリカ的段階について』『背景の記憶』などがある。

石川九楊

( いしかわ・きゅうよう )

1945年、福井県越前市生まれ。京都大学法学部卒業。書家、批評家。主な著書に、『筆蝕(★正字)の構造』(ちくま学芸文庫)、『日本の文字』(ちくま新書)、『書の終焉』(同朋舎出版、サントリー学芸賞受賞)、『中国書史』(京都大学学術出版会)、『日本書史』(名古屋大学出版会、毎日出版文化賞受賞)、『近代書史』(名古屋大学出版会、大佛次郎賞受賞)、『二重言語国家・日本』(中公文庫)などがある。

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