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単行本

昭和前期の青春 山田風太郎エッセイ集成

人間は不幸なときに地金がでる。

リアルタイムでの戦争と振り返っての戦争に何を感じたのか。「『戦中派不戦日記』から三十五年」「ドキュメント・1945年5月」など戦争観と生い立ちの記を収録。

定価

1,980

(10%税込)
ISBN

978-4-480-81492-0

Cコード

0095

整理番号

2007/10/23

判型

四六判

ページ数

288

解説

内容紹介

大破滅に向かって進行する昭和前期は、国家や歴史の恐ろしさをまざまざと見せつける時代だった。戦時下で青春時代をすごした著者はこの戦争をどう見るのか。「『戦中派不戦日記』から三十五年」「ドキュメント・1945年5月」「僕の危機一髪物語」など単行本初収録エッセイの逸品。

目次

1 私はこうして生まれた(中学生と映画
雨の国
故里と酒 ほか)
2 太平洋戦争私観(太平洋戦争、気ままな“軍談”
愚行の追試
気の遠くなる日本人の一流意識 ほか)
3 ドキュメント(ドキュメント・一九四五年五月
山田風太郎略年譜)

著作者プロフィール

山田風太郎

( やまだ・ふうたろう )

1922年、兵庫県養父郡の医家に生まれる。『甲賀忍法帖』『くノ一忍法帖』などで数々の“風太郎忍法”を生み出し忍法帖ブームをまきおこす。『警視庁草紙』などの明治を舞台にした小説や、『戦中派不戦日記』『戦中派虫けら日記』などの日記文学、『人間臨終図巻』をはじめ死を見つめた著書等多数。1997年第45回菊池寛賞を受賞。 2001年、尊敬する江戸川乱歩と同じ、7月28日没。

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