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定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-81606-1

Cコード

0095

整理番号

1998/09/08

判型

四六判

ページ数

224

解説

内容紹介

老人力とは物忘れ、繰り言、ため息等、従来ぼけ、ヨイヨイ、耄碌として忌避されてきた現象に潜むとされる未知の力である。

目次

おっしゃることはわかります
物忘れの力はどこから出るのか
「あ」のつく溜息
食後のお茶の溜息
老人は家の守り神
老人力満タンの救急車
下手の考え休むに似たり
老人力胎動の時期を探る
ソ連崩壊と趣味の関係
中古カメラと趣味の労働
朝の新聞を見ていて考えた
眠る力を探る
東京ドームの空席
老人力は物体に作用する
タクシーに忘れたライカ
年に一度の健康診断
宵越しの情報はもたない

著作者プロフィール

赤瀬川原平

( あかせがわ・げんぺい )

1937年横浜生まれ。画家。作家(尾辻克彦)。60年代には「ハイレッド・センター」など前衛芸術家として活動、70年代には「櫻画報」など独自の批評を盛り込んだイラストレーターとして活躍、81年には『父が消えた』で芥川賞を受賞。1986年、藤森照信、南伸坊らと「路上観察学会」を結成。他に高梨豊、秋山祐徳太子との「ライカ同盟」、山下裕二との「日本美術応援団」の活動がある。2014年没。

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