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定価

1,923

(10%税込)
ISBN

978-4-480-82312-0

Cコード

0095

整理番号

1994/06/23

判型

四六判

ページ数

264

解説

内容紹介

『舞姫』から『風の歌を聴け』まで、望まれない妊娠を扱った一大小説ジャンルが存在している―意表をついたネーミングと指摘で思わずあなたをうならせる処女評論!

目次

はじめに 妊娠小説とはなにか
1 妊娠小説のあゆみ(妊娠小説のあけぼの
本格妊娠小説の出現
純妊娠小説の台頭
変わりゆく妊娠小説)
2 妊娠小説のしくみ(受胎告知の様式
妊娠効果の基礎知識
ゲームの展開
妊娠濃度による分類)
3 妊娠小説のなかみ(妊娠物語の類型学
愛と幻想の選択
アニミズムの帝国
避妊をめぐる冒険)
おわりに 妊娠小説はなぜ書かれるか
本書で取り上げた主な「妊娠小説」

著作者プロフィール

斎藤美奈子

( さいとう・みなこ )

1956年新潟生まれ。文芸評論家。94年、『妊娠小説』(筑摩書房/ちくま文庫)でデビュー。文芸評論、社会評論、書評などを幅広く執筆。2002年、『文章読本さん江』(筑摩書房/ちくま文庫)で第1回小林秀雄賞受賞。他の著書に『読者は躍る』『モダンガール論』『文学的商品学』『誤読日記』『それってどうなの主義』(以上、文春文庫)、『紅一点論』『趣味は読書。』(ちくま文庫)、『物は言いよう』(平凡社)、『冠婚葬祭のひみつ』(岩波新書)、『たまには、時事ネタ』『ふたたび、時事ネタ』(中央公論新社)、『月夜にランタン』 (筑摩書房)など。

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