loading...

定価

1,870

(10%税込)
ISBN

978-4-480-83218-4

Cコード

0097

整理番号

2022/07/20

判型

四六判

ページ数

224

解説

内容紹介

キム・ヘジンは、社会から疎外された人々の視点から韓国現代社会の様相を奥深く描いてきた。本書は、二人称で構成された連作集である。さびれた教会前で野良猫に餌をあげている私に話しかけてきた君と、その地域の再開発の話。大学新聞に所属する私と君と、横領の嫌疑で辞職する先生の話。参加したパーティーで「二人はパートナーだ」と紹介されて当惑するレズビアンカップルの私と君の話。同等な存在だと思っていたのに関係に亀裂が入っていく寂寥感と、抒情あふれる作品。

著作者プロフィール

キム・ヘジン

( きむ・へじん )

キム・ヘジン 1983年生まれ。2012年東亜日報新春文芸当選作「チキン・ラン」で文壇入りし、2013年長編小説『中央駅』で第5回中央長編文学賞を、2018年長編小説『娘について』で第36回シン・ドンヨプ文学賞を受賞した。その他の作品に、短編小説『オビー』、長編小説『九番の仕事』、中編小説『火と私の自叙伝』などがある。

古川綾子

( ふるかわ・あやこ )

訳者 古川綾子 第10回韓国文学翻訳院翻訳新人賞受賞。神田外語大学講師。 訳書に『そっと 静かに』(ハン・ガン、クオン)、『走れ、オヤジ殿』(キム・エラン、晶文社)、『外は夏』(キム・エラン、亜紀書房)、『わたしに無害なひと』(チェ・ウニョン、亜紀書房)などがある。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「単行本」でいま人気の本

いま話題の本