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単行本

かくも長い時にわたって

定価

3,076

(10%税込)
ISBN

978-4-480-83603-8

Cコード

0098

整理番号

1991/05/24

判型

四六判

ページ数

384

解説

内容紹介

『失われた時を求めて』の個人全訳を完成したフランス文学者の、四十年以上にわたる既刊単行本未収録のプルースト論・エッセーを集大成した、まさに待望の一冊。

目次

1 水源の構造(マドレーヌの1きれと日本の水中花
プルーストのヴィジョンを開花させたネルヴァル
「心情の間歇」
「芸術作品」)
2 近ごろ、析にふれて(マルセル・プルースト
『花咲く乙女のかげに』という小説は…
『ゲルマントのほう』の空間とドラマ
『ソドムとゴモラ』への船出
『見出された間の』の筋を追って)
3 昔と近ごろとのはざま(奇遇
『千一夜物語』とプルースト
岸田国士とヴィスコンティ
ヴィスコンティ=プルースト『失われた時を求めて』の邦訳シナリオによせて〈序文〉
映画『スワンの恋』を観る)
4 昔の文反古(マルセル・プルーストの方法―1913年を中心にして
フランス現代小説の転回期とマルセル・プルースト
新心理主義の文学)

著作者プロフィール

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