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単行本

ネオナチの少女

ナチスドイツの教えを信奉する家庭に生まれた女性が、右翼団体から足を洗い、新しい生活をはじめるまでの手記。ドイツのベストセラー、待望の翻訳。

定価

2,530

(10%税込)
ISBN

978-4-480-83651-9

Cコード

0023

整理番号

2019/01/31

判型

四六判

ページ数

272

解説

内容紹介

18歳まで私はナチだった。ネオナチの家庭に生まれ育ったひとりの女性が、その思想と葛藤し、極右の世界と決別するまでを描いた迫真の手記。『シュピーゲル』ベストセラー。

目次

ふたりの私―一八歳まで私はナチだった
私の奇妙な家族―英語はダメだ、ドイツ語で言え!
学校で―算数は戦争と同じくらい怖かった
ハンガリー狂騒曲―いつだって本物のナチだったからな
秘密のキャンプで ドイツ愛国青年団―「痛い」だと?とっとと朝練へ行け!
右翼社会の男と女―お前のジャンプブーツは優しさに飢えている
仲間と過ごした日々―「寛容の日」だって?じゃあ、ぶちこわさなくちゃな
私の信条―崇拝していたのはルドルフ・ヘス
ニーダーシュレージエン休暇村―父の造った「ナチスの楽園」
私、間違ってるのかな?―心が揺れたこともある。でも、やり過ごした
いざ、国家民主党へ―ジャンパーを着たおじさんたち
私の大切な人‐フェーリクス―ナチにもこんな男がいた
柩にかけられたハーケンクロイツの旗―私は何度もカメラマンを殴った
終わりの始まり―妊娠そして流産
最後の闘い―離ればなれになって
ネオナチの行き着く先は…―国家社会主義地下組織による犯罪
ついに脱退へ―逃がさねえぞ!
そしていま―愛する家族とともに

著作者プロフィール

平野卿子

( ひらの・きょうこ )

翻訳家。お茶の水女子大学卒業後、ドイツのテュービンゲン大学留学。主な訳書に『トーニオ・クレーガー 他一篇』、『キャプテン・ブルーベアの13と1/2の人生』(レッシング・ドイツ連邦共和国翻訳賞受賞。以上、河出書房新社)、『南京の真実』(講談社)など多数。著書に『肌断食――スキンケア、やめました』(河出書房新社)がある。

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