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単行本

搾取都市、ソウル

——韓国最底辺住宅街の人びと

定価

1,870

(10%税込)
ISBN

978-4-480-83721-9

Cコード

0098

整理番号

2022/02/28

判型

四六判

ページ数

240

解説

内容紹介

この本は、韓国・ソウルのチョッパン村(スラム)について、そしてそれをとりまく搾取構造についての真摯なルポルタージュである。ソウルのチョッパン(洗面台・トイレ・暖房なしの1~2坪余りの狭小住宅)は、一坪当たりの平均賃料は18万ウォン以上で、「坪単価」では高級マンション以上となる。そのためその所有者たちは、貧しい人びとからむしりとった金で莫大な金を手にし、自分たちは高級住宅地に住んでいる。著者は、身分を隠してチョッパン村に足を運び、住民たちの声を聞き、丹念な調査でその搾取構造を浮き彫りにしていく。また著者は、いわゆるチョッパンのほか、学生をターゲットにした「新チョッパン街」についても綿密な調査を実施する。そこでは、学生寮建設の反対運動をしてまで自らの利益を保持しようとする所有者たちと、あまりに狭く暗い部屋で暮らしながら「今は仕方ない。いつかここは出るから」と考える学生たちの姿があった。韓国ドラマや映画では詳しくは描かれない、しかし韓国社会を考えるのに欠かせない不動産や格差問題(映画『パラサイト』について考えるのにも必須だ)、そして若者搾取の実態がここにある。

目次

第1部 地屋考の下、チョッパン(「現代版チョッパン」、考試院の人びと
「非情都市」の最底辺住宅
チョッパン街の貧困ビジネス
「地屋考の下、チョッパン」その後)
第2部 学生街の新チョッパン(自伝的「住居難民」の物語
学生街がチョッパン街になっている
ソウル、流浪する人びとの欲望の都市)

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