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定価

2,970

(10%税込)
ISBN

978-4-480-84306-7

Cコード

0010

整理番号

2015/07/23

判型

A5判

ページ数

352

解説

内容紹介

20世紀を代表する哲学者にして、数学者・論理学者でもあるバートランド・ラッセル。彼が自身の半生を振り返りながら、真理探究への飽くなき情熱を語り始める―。「混乱した世界を救えるのは科学だ」と信じ、数学のための論理的基礎を築くという目標に取りつかれた若き日々。フレーゲ、ヒルベルト、ゲーデルといった個性的な思想家たちとの親交、師ホワイトヘッドとの妥協なき共同執筆、エキセントリックな天才弟子ウィトゲンシュタインとの相克。世界大戦へと向かう激動の時代、偉大な天才思索者たちは真理の探究のため、狂気のぎりぎりまで、果てしない情熱をそそいでいく。波乱に満ちた群像ドラマを追いながら、現代哲学・論理学の分かりやすい入門書として読むこともできる。洗練されたデザインも美しいオールカラーのグラフィック・ノベル。世界的ベストセラー、待望の邦訳。

目次

1 ペンブローク荘
2 魔法使いの弟子
3 遍歴時代
4 パラドクス
5 論理哲学戦争
6 不完全性

この本への感想

僕の大好きなラッセルが主人公の漫画。
物語の中には単純化、創作された部分もあるが、数学の基礎の探求に情熱を注いだ人たちの活躍は十分わかる。

確かなものを求めて論理学者としての道を歩んだラッセルの他、新たな論理学を創ったフレーゲ、集合論の力を示そうとしたカントール、論理学を基礎にして数学を確かなものにしようと考えたヒルベルト、彼を失望させることになる「不完全性定理」を証明したゲーデル等々、様々な数学者、哲学者の情熱がラッセルの語る物語を通して我々読者に伝わってくるのである。そして、この漫画のもうひとつの見所である「狂気」についても読者は戦慄を覚えるだろう。
ラッセルマニアや論理学、数学の基礎に興味のある人におすすめしたい一冊。

佐渡貴

さん
update: 2015/08/03

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