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単行本

神聖天皇のゆくえ

——近代日本社会の基軸

なぜ天皇はかくも大きな存在になったのか。宗教学の大家が、近代日本において天皇崇敬が促された経緯を辿り、神聖天皇が社会に浸透していく過程を読み解く。

定価

1,980

(10%税込)
ISBN

978-4-480-84319-7

Cコード

0014

整理番号

2019/04/23

判型

四六判

ページ数

288

解説

内容紹介

宗教学の第一人者が、天皇制と近代日本の連環をえがき、皇統に内在する神話的な力を読み解く。この国で生きるなら、知っておきたい歴史がここにある!

目次

第1章 神国日本から神聖天皇へ―古代の源泉と近代の構築
第2章 祭政教一致の明治―天皇崇拝が国家の柱になった
第3章 天皇の軍隊―国軍と靖国神社の創建
第4章 聖徳と慈恵―皇室に頼る福祉と天皇・皇后讃仰
第5章 群衆と治安と天皇崇敬
第6章 天皇崇敬による全体主義的動員への道程
第7章 象徴天皇と神聖天皇の相克

著作者プロフィール

島薗進

( しまぞの・すすむ )

1948年東京都生まれ。東京大学文学部宗教学・宗教史学科卒業。現在、東京大学文学部・大学院人文社会系研究科宗教学・宗教史学研究室教授。主な研究領域は比較宗教運動論、近代日本宗教史、著書に『スピリチュアリティの興隆』(岩波書店)、『いのちの始まりの生命倫理』(春秋社)、『<癒す知>の系譜』(吉川弘文館)、『ポストモダンの新宗教』(東京堂出版)、『現代宗教の可能性』(岩波書店)、『精神世界のゆくえ』(東京堂出版)、『現代救済宗教論』(青弓社)など。編著に『何のための<宗教>か?』(青弓社)、『宗教学文献事典』(弘文堂)、『宗教学キーワード』(有斐閣)など多数がある。

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