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単行本

終末論の系譜

——初期ユダヤ教からグノーシスまで

定価

4,620

(10%税込)
ISBN

978-4-480-84747-8

Cコード

0016

整理番号

2019/01/15

判型

四六判

ページ数

576

解説

内容紹介

この世の終わりには何が起こるのか―誰もが一度は夢想し、不安を覚えたことがあるに違いない。聖書の世界では、紀元前二世紀のユダヤ教のなかでこの不安が深まり、そして独特な終末論が生み出された。終末思想はいかにしてイエスに継承されていったのか。聖書正典のみならず外典・偽典その他の史料を渉猟し、さらにはベンヤミン、ガダマー、アガンベンなど現代思想家との対話も試みる。これまでの著者の思索を集大成した渾身の書き下ろし。

目次

第1部 初期ユダヤ教の終末論(預言者の終末論
バビロン捕囚以後の地上的・政治的終末待望
「天上の神殿」の表象と神秘主義 ほか)
第2部 イエスと新約聖書の終末論(「神の国は近づいた」―イエス
「人の子」イエスの再臨―パレスチナの原始教会
過去の中に到来している未来―パウロ ほか)
第3部 二世紀の終末論(「新預言」―モンタノス主義
万物の発出と回帰―グノーシス主義
連続的創造―エイレナイオス)

著作者プロフィール

大貫隆

( おおぬき・たかし )

1945年生まれ。静岡県出身。東京大学大学院人文科学研究科西洋古典学専攻博士課程修了。1979年ミュンヘン大学にてDr. theol. 取得。東京女子大学助教授、東京大学教授を経て、現在東京大学名誉教授。2010-14年自由学園最高学部長。著書に『イエスという経験』(岩波書店、のち岩波現代文庫)、『グノーシスの神話』(岩波書店、のち講談社学術文庫)、『聖書の読み方』(岩波新書)など、訳書にハンス・ヨナス『グノーシスと古代末期の精神』(全2巻、ぷねうま舎)、エイレナイオス『異端反駁』(全5巻のうちⅠ、Ⅱ、Ⅴ巻、教文館)、『ナグ・ハマディ文書』(全4巻、共訳、岩波書店)などがある。

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